第39回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
「食べたい」をすぐに
発表者
特別養護老人ホーム 清光園 管理栄養士 浦川智美 氏
講 評
施設に1人しかいない管理栄養士が中心となり、多職種が協働している環境を作り上げている点を評価した。利用者の何気ない言葉を拾う事、そして直ぐに行動に移す姿勢から、一つ一つ丁寧なケアを心掛けている事が感じ取れた。
発表データ自体も非常に見易く纏まっていたと思われ、優秀賞とさせて頂いた。
テーマ
顔が見える町「芦別」だからこそできる人材の活用と可能性について ~10代から70代まで活躍できる社会福祉法人を目指して~
発表者
特別養護老人ホーム 芦別慈恵園 業務係長 鈴木章夫 氏
講 評
本発表は、超少子高齢化社会を見据えた地域密着多世代共生型の職場づくりのお手本となる実践内容であった。特に秀でていた事は、①チームワークの維持向上の為のクラブ活動・福利厚生を職員一丸となって取り組んでいる事、②10~70代までの有償ボランティアやアクティブシニアによる介護助手を活用する事で常勤職員の公休や休憩の確保、介護業務に専念できる環境を整備している事、③これらの取組みに合わせ法人の魅力や強みをSNS等を活用して内外に発信し人材確保に繋げた事、等であり、最も優れた実践・発表であると評価した。
テーマ
口腔体操してみませんか? ~日々の積み重ねで目指せ常食!~
発表者
特別養護老人ホーム 美瑛慈光園 ユニットリーダー 高山みゆき 氏 生活相談係長 西長 拓也 氏
講 評
本発表は、発表データに動画を用いており非常に分かり易かった点に加え、「目的」から「実践」、「成果」そして「一般化」まで行っていた点を評価した。
内容的には多職種連携の実践事例が盛り込まれていた他、人手不足の中で目の前の利用者のニーズにどのように対応していくかを考えて、「業務が増える」⇒「利用者ファーストで考える」⇒「自分達が変わる」という答えに辿り着き、結果として全体的なレベル向上に繋がった点が評価された。
テーマ
「あなたのあたまのビタミン剤」 ~楽習が活動を変える~
発表者
デイサービスセンター シンフォニー 主任生活相談員 金澤 圭祐 氏
講 評
本発表は、PDCAの手順を踏んで利用者の評価、取り組みの目標や方法等根拠をしっかりと押さえて実施しており、学習の効果も如実に表れている発表であった。
また、実施に当たって職員同士がLINEのグループラインで情報共有を行う等、職員のモチベーション向上なども伝わってくる内容であった。発表データ自体も動画を使用するなどして利用者の参加状況がよく伝わる内容であり、それら全てが評価のポイントとなった。
第38回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
みんな人生の主人公 ~自分史を作ろう~
発表者
江別盲人養護老人ホーム 恵明園 生活相談員 山本亜美
講 評
発表内容は、介護を行うにあたっての基本となる利用者様個別のアセスメントの究極とも言える「自分史を作る」という内容であった。現在はお2人の利用者様の自分史が完成しているとの事で、今後の活用や他の利用者様のチームとしてのアプローチを期待するところも含め、その取り組みは評価すべきものであり、優秀賞とさせて頂いた。
テーマ
介助量を数値化する意味とは? ~移乗2名介助から歩行練習できるまでになった事例A氏を通して~
発表者
特別養護老人ホーム 芦別慈恵園 作業療法士 中尾亮介
講 評
発表内容は、機能的自立度評価(FIM)により介助量を数値化する事で、ケアの内容や利用者の変化が視覚化され、職員間での情報共有が図られたものである。
ケアの改善等の効果が見える事で職員のモチベーションアップにも繋がっており、支援の方向性の根拠が明確化されるというメリットについて評価された。経過のみならず今後の取り組みや課題も明示されており、継続的な取り組みである事も評価の対象となった。
テーマ
認知症カフェによって生まれた地域との繋がり
発表者
デイサービスセンター かがやき 生活相談員兼介護職員 佐々木 雅章
講 評
発表内容は、「人材不足」「地域貢献」「地域ケア会議」という、まさに施設が直面している問題についての発表であり、特に「地域貢献」については、義務感や使命感だけでは継続しづらいと考え、「施設の持つ力」を具現化する事により地域活動に繋がっている点が評価された。また、「施設の持つ力」が多職種との連携や地域との連携により、単なる足し算に終わらない相乗効果を産み出す事が分かり、参加者にも大変参考になったと思われる。
テーマ
孫への愛情(おもい)が「できる!」に変わる ~結婚式出席までの取り組み~
発表者
函館共愛会 愛泉寮 フロアリーダー 澤田 翼
講 評
第4分科会は、デイサービスや特別養護老人ホーム、小規模多機能ホームや有料老人ホーム等、幅広い分野からの発表があったが、優秀賞も含めて全てが利用者様のための取組みであり、想いが詰まった発表ばかりであった。優秀賞となった発表は、利用者様がお孫さんの結婚式へ参加する希望を叶えるため、職員全員で3か月間にわたって取り組んだ事例であったが、利用者様本人のみならずご家族の想いを大切にした良い事例であり、改めて介護の魅力と今後の可能性を感じる事ができた。
※ご家族の希望により発表データの掲載は控えさせて頂きます。
第37回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
デイサービスに必要な生活行為向上リハビリテーション
発表者
鷹栖町デイサービスセンターはぴねす 理学療法士 大矢 敏之
講 評
デイサービスの中でICFの心身機能に対する訓練ではなく、活動・参加に視点を置いた生活行為向上のためのリハビリテーションとして、パークゴルフ場の建設という作業活動を利用者の皆さんが行うという発表であった。一見して直接関連がなさそうなパークゴルフ場建設と入浴という作業の共通項目を抽出しリハビリテーションメニューとしてのパークゴルフ場建設を日常生活動作の改善につなげるという取り組みは、デイサービスの他のメニューにおいてもどのような日常生活の活動につながるかを考え体系化できることを示している。今後はその効果についての検証方法と結果が期待されようか。
テーマ
ご利用者様の生活の質の改善 ~元気になった私が外出で得た事~
発表者
特別養護老人ホーム 女満別ドリーム苑 介護リーダー 佐藤 元
講 評
発表内容は、施設に入居しても元気を取り戻して以前のように暮らしたいという利用者のニーズに正面から向き合い、施設長を先頭に多職種がチーム一丸となり、基本に忠実な自立支援介護を展開する事例だった。特に秀でていたことは、チーム力、スピード感、将来性である。一つ目のスピード感は、入所時に段階でケアプランが立てられ翌日からは下剤をはずし3か月で水分、食事、排泄、運動すべての領域からの基本ケアで低栄養・低体力の改善を図り、その後3か月サイクルで再アセスメントとケア内容変更を行い、8か月目で要介護5から3まで状態改善が図られたこと。二つ目のチーム・組織力は、施設長を先頭に介護看護栄養がケアの理念・方向性を共有・一致させて、利用者中心というゴールに向かって見事なチームケアが行われていること。三つ目の将来性は、在宅の中重度化に備えるため、特養で培った自立支援介護を在宅にも広められるようPR・広報等の活動を行っていること。これらの取り組みと成果が、審査員全員一致で最も優れていると評価された。
テーマ
汚名返上!! ~介護職員から始める個別排泄コントロール~
発表者
特別養護老人ホーム かおる園 介護職員 仲村 悠希
講 評
優秀賞となった発表は、下剤ゼロというわかりやすい目標を掲げ、他の施設にも共感が得られたと思う。発表後の質疑応答の際にも触れられていたが、玄米を取り入れた食事を提供しているとのことで、味の問題、ご利用者の好みに対応しているか、が次のステップの課題となってこようか。結果だけではなく、現在取組中の課題にも言及がされており、継続的な態度が伺えた点も好評価のポイントであった。分科会全体として、内容はよいがテーマや目標が難解な発表があり、それらについては発表時間が短いと感じられた。
テーマ
最期まで特養で看取るということ ~苑内葬儀という選択肢~
発表者
特別養護老人ホーム コスモス苑 生活相談員 新井 元規
講 評
第4分科会では、7発表中4発表が看取り介護に関する発表であり、その関心の高さを感じた。優秀賞となった発表は「苑内葬儀」に関する取組みであり、こういった取り組みは今後ますます特養に求められていく傾向にあると思われる。そのような声に応えていこうという姿勢、看取り介護を超えさらにその先の次元まで施設全体で取り組んでいる体制について非常にわかり易くまとめられていた発表で、審査員の高評価を得た。
第36回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
介護サービスに前向きでなかったA氏が、えがお健康体操教室に来る理由
発表者
特別養護老人ホーム芦別慈恵園 くらし事業部 中尾亮介
講 評
男性がデイサービスを嫌うケースが多い中、本発表では職人気質の男性が意欲的にデイサービスに参加するようになった経過や姿が評価できる。また、地域貢献が社会福祉法人に求められている現状において、職員の中から、日ごろお世話になっている分を地域に還元しようという姿勢・取り組みが出てきていることが印象的であった。
テーマ
お別れ会でこころはひとつ ~私もこんな風に見送ってほしい~
発表者
介護老人福祉施設 白ゆりあいの里 前田 彩華
講 評
第2分科会では、看護師等がケアチームへ上手に参画している様子や多職種間連携が取れている様子が多く発表されていた。優秀賞となった施設は、看取りへの取り組みを、利用者様がお亡くなりになった時点で終結してしまうのではなく、施設の組織を変更しながら、亡くなったのちも施設を挙げて手厚くお見送りするというシステムの構築と、それに取組む職員一人一人の熱意が聴衆に感銘を与える発表であった。
テーマ
地域貢献事業として認知症状改善塾の取り組み
発表者
特別養護老人ホーム和幸園 星野 八重子 杉田 隆介
講 評
地域包括ケアシステムでは一人一人のケアマネジメントを丁寧に考え、どのように関わっていくかが問われている。優秀賞となった発表は、地域貢献が社会福祉法人に求められている現状において、施設の持つ介護に関する専門的知識や技術を地域(在宅での介護)に還元する素晴らしい内容であった。
テーマ
いつまでも慣れ親しんだ自宅で ~家族と共に支える介護~
発表者
江別地域複合型ライフケアセンター夢あかり 佐々木 拓也
講 評
ショートステイ利用時に家族に対し介護方法をお伝えする活動を重ねることで、家族が家庭での介護方法を理解していき、実践していく過程が良く理解できた。発表に動画が組み込まれており、歩く姿が改善し表情が明るく良くなっていく様子が印象的であった。施設の技術を地域(在宅で利用者を看る家族)に還元することで、在宅生活を継続することができた好事例であった。
第35回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
笑顔につながる食事を~ひとりひとりの思いに添った食へのアプローチ~
発表者
特別養護老人ホーム 暢寿園 安田果菜子 安田光孝
講 評
しっかりと食べていただく」という明確な目標を、チームで共有し取組めた事例だった。各種対応とその成果を、グラフに表し可視化できていたことも評価できる。ご利用者様の今後の生活が、聞いている側としても楽しみになるような発表であった。
テーマ
選ばれる施設を目指して!ケアの向上の取組~業務主体のサービスから個別ケアへの取組でみえてきたもの~
発表者
特別養護老人ホーム 恵望園はなえにわ 発表者 大山 茉希 吉田 圭
講 評
発表者の施設では、介護職員それぞれが持つであろう個別ケースへの「気づき」を、チームで「検証」することで、職員間の考え方の改善を図っており、「気づき」の集まりが施設としての処遇方針にまで高められていた。しばしば介護職員の個人的技量の範囲に留まってしまう「気づき」という貴重な要素を、組織的な処遇にまで広げていく姿勢に、大いに学ばされた発表であった。
テーマ
人生の最期は聖芳園で・・・~看取り介護を通して学んだそれぞれの最期とは~
発表者
特別養護老人ホーム聖芳園 畑中 宏之
講 評
特養における「看取り介護」への取り組みは、施設の専門的機能として今後ますます重要視されることが予測される。しかし、施設で働く職員にとっては、「看取り介護」を実践する中で様々な疑問や不安を抱えることとなる。発表者は、不安を持ちながらも、人の最期を看取るいくつかの実践を取り上げた。一つのモデルとして、それぞれの最期への支援は感銘を受ける発表であった。
テーマ
法人とかおる園の理念に基づいた3つの取り組み~福祉を通して明るく豊かな地域社会を~
発表者
特別養護老人ホーム かおる園 本田真奈美 滝元大二朗
講 評
空き家をいわゆる逆デイサービスの要領で活用していく過程が発表された。施設側単独ではなく、利用者と共に作り上げる過程、職員の熱意、その熱意を理解して応援する上司の姿勢や法人の体制が良く理解できた。
空き家の活用というテーマ自体は全ての施設が取組めるものではないが、社会福祉法人の地域貢献が求められる今後において、当発表の内容から学ぶことは多いと言える。
テーマ
介護のお仕事 イメージアップ大作戦!~わかばの会の取り組みについて~
発表者
特別養護老人ホームやまとの里 今成 光
講 評
介護人材確保の課題を解決する策として、“イメージアップ”に着目した点、若手職員を中心にして他事業所も巻き込んだ取り組みを展開した点、次の課題とビジョンが明確にされている点、以上3点が顕著に優れていた。先見性、独自性、将来性の3点に優れていると言い換えることが出来る取り組みであり、非常に良い発表であった。
第34回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
自立支援介護による認知症ケア その実践と考察~修復された家族との繋がり~
発表者
特別養護老人ホーム女満別ドリーム苑 園生 道也
講 評
介護力向上講習会の内容を非常によく学習され、理論に忠実な実行をされている様子が伝わった。施設全体で行動しなければ水分測定等のデータ収集はできないことが予想され努力がうかがわれた。
テーマ
転倒予防教室が参加者のストレス度合いにどのような影響を与えるのか?~「ストレス」を数値化し、事業参加を有意義にするための工夫につなげる~
発表者
札幌市東区介護予防センター伏古本町 豊嶋 優允
講 評
福祉事業の検証に客観性を持たせるため、科学的アプローチを使用する新鮮な発想に大変感心した。
テーマ
5本指ソックスで転倒予防~履物で人生は変わる~
発表者
特別養護老人ホーム 芦別慈恵園 和田 直樹
講 評
フットケアを基に5本指ソックスをはくことにより転倒防止につながることにポイントが絞られており、また数値化された発表で実践効果がわかりやすく説明されていた。会場からの質問にも適切に返答され、参加者の関心の高さも評価した。
テーマ
新しい技術の介護現場への導入~人の動きを知ることで持ち上げない介助が可能となる~
発表者
介護老人福祉施設 月寒あさがおの郷 大浦 孝之
講 評
リフティングトランスファー・キネステティクスという新たな技術の導入の経過に関する発表であり、介護者の負担軽減もさることながら、自立支援の視点を重視し施設全体で取り組んでいるところを高く評価した。発表者の研究や実践に主体的に取り組んでいるところが見え、会場からの質問に対しても的確に回答していた。
テーマ
「語るだけ・聞くだけ」~語り部クラブで利用者が導く先~
発表者
やすらぎデイサービスセンター 多田 祥子
講 評
「生きている意味がない」と語る利用者の一言からこの取り組みが始まり、福祉の仕事の原点である「目の前の人の困難やニーズに柔軟に応える」という核心に触れた取り組みであることが評価のポイントの一つ。
改善の方法を模索する過程で常にその人の立場に置き換え、アセスメントを行い、語ることがその人の自信と元気を取り戻すことのたどり着いたこと。また、自信を取り戻した利用者が職歴を生かして、デイの健康講座の講師を担い、更なる意欲向上、ひいてはADL向上に発展していたことが更なる評価につながった。
第33回老人福祉施設研究発表会 優秀賞発表データ
※発表抄録及び発表データは、転記での流用及びデータのコピーを固くお断りします。
テーマ
・・・私の人生は終わった・・・~入所から在宅復帰までの軌跡~
発表者
特別養護老人ホーム 和幸園 星田 恵実、杉田 隆介
講 評
国際医療福祉大学 竹内孝仁教授の理論を忠実かつ丁寧に実践したものであり、自立支援への取り組み及び最終的に在宅復帰を実現されており、発表態度、資料の見やすさともに高く評価された。
テーマ
アロマセラピーへの取り組み~あなたの最期に寄り添って~
発表者
特別養護老人ホーム しゃくなげ荘 北 麻悠美、丹野 良子
講 評
アロマセラピー導入の狙いが明確であり、試行錯誤しながらもあらゆる職種の職員がソーシャルアロマセラピストの資格をとり、看取りケアにアロマセラピーを活かし、利用者本位の生活支援を目指す実践発表であり、企画力・発表力・応用力共に評価された。
テーマ
自己評価表による身体拘束・虐待防止への取組み~思いやりのある施設を目指して~
発表者
特別養護老人ホーム 百花苑 服部 龍司
講 評
施設独自で身体拘束・虐待防止の事例を挙げていき、独自の自己評価表を作ったところで満足せず、それを基に常に分析評価し改訂をしているところが評価された要因である。
身体拘束・虐待防止委員会のリーダーシップのもと、施設全体が利用者一人ひとりに対する思いやりがみえた。
テーマ
自然排便に向けて根拠のある介護~実践による排便状況の改善~
発表者
特別養護老人ホーム 女満別ドリーム苑 南出 彰
講 評
「同性介護」、「自然排便」という、日々直面する課題に取り組み、15分という発表時間に適したテーマであった。
テーマ
「ふれあいの場さとのきっさ」~喫茶店を通して見えてきたこと~
発表者
はるとりの里デイサービスセンター 土井 しのぶ
講 評
多くのデイ・小規模多機能ホームでみられる、午前中の入浴支援の時間帯でホールにいるスタッフが少なく、残されたスタッフは転倒リスクを重んじるばかりに座って何かをするという消極的な過ごし方に「これで本当にいいのか」と自らに疑問を投げかけ、喫茶店の開設に取り組んだ結果、利用者自らが意欲的に生き生き活動するすがたを目の当たりにして、これが真の自立支援ではないかと意識改革が図られたことなど、取り組みと結果が審査員全員一致で最も優れているとの評価につながった。